エージェントにブラック企業を勧められた話
どうしてもこの記事を書きたくなったので書かせてもらいます。
今回は僕が就活の時に利用していたエージェントから、ブラック企業を勧められた話をしたいと思います。
まず、その利用していたエージェントはマ〇ナビ新卒紹介です。
利用した理由としては、大手ナビサイトだからというだけでした。リクナビは、電話面談だったらしいので避けました。
時期は3月下旬、説明会に参加しまくっていた時期でした。その日も説明会に参加し、家に帰って来た頃に電話がありました。
エ「就活の調子はどう?」
滝「色んなところに説明会行ってます。~や~など行きました」
エ「なるほどね。ちょっと業界は違うんだけど、今かなり成長している企業で、滝君に合ったキャリアコースを選択できる企業があるんだけど、今日はそれを紹介したくて電話しました」
エ「プ〇ン〇パックっていう企業なんだけど、4月上旬に説明会あるからどうかな?」
滝「わかりました。よろしくお願いします」
その電話の後、Vorkersでプ〇ン〇パックを調べたところ、
滝「総合評価めっちゃいいじゃ~ん♪」
と思ってその日は終わった。
説明会前日、プ〇ン〇パックのことを調べていたら、違和感があった。
Vorkersのレビューをよく見ると、高評価は派遣社員による書き込みが多かった。
★★★★☆
―正社員の方はしんどそうだが、派遣にとってはとても働きやすい。
★★★★★
―派遣社員にもやさしく、誕生日にはケーキを貰える。
逆に、正社員と思われる人の書き込みは、低評価が多い。
これはもしかしたら、サクラなのではないかと感じた。派遣社員がVorkersに書き込むことがあるだろうか?しかもこんなにも多くの派遣社員の書き込みが。
また、よく見ると平均残業時間が57.4時間もある。過労死ラインが80時間とされているのに、平均でこれはやばい。しかも書き込みを読むと、サービス残業で残業代は支払われていないという。
不安になってきたため、「社名+ブラック」で検索してみた。そしたら驚きの内容が出てきた。
・ブラック企業大賞受賞
・労働組合を弾圧
・過労死が起きたことを隠蔽
「まじかよ・・・」
こんな企業がVorkersであんなに高評価なわけがない。
労働組合は労働者が使用者に対して団体交渉などを行い、労働環境や待遇などについて交渉する(戦う)ことができる労働者にとって重要な権利であるのに、それを弾圧するなんて信じられない。
ましてやそんな企業をマ〇ナビから紹介されるなんて思ってもみなかった。
エージェントへの信頼が崩れてしまった。
なにが成長してる企業だよ・・・ものは言いようやんけ
また、電話をしたときに、
「性格診断は、企業にとって利益になる人物像にあてはめて回答してください」
と言われた。
実際、説明会の際に受けた適性検査(性格診断)は、ブラックに適性があるかどうかを聞く質問ばかりだった。
みん就に、「適性検査で落とされました。最悪です!」という書き込みがあったが、むしろ落とされた方が性格的に健常者であることが証明されていると感じた。
そしてエージェントに言われた通りに解答し、面接に進んだ。
結果的には僕は1次面接で落とされたが、一緒に集団面接を受けた2人と帰りに話したところ、みんなマ〇ナビ新卒紹介から電話がかかってきたからエントリーしたと言っていた。
そもそもエージェントが電話で呼びかけてまで募集をかける企業は、よっぽど人手が足りてないか、応募者が少ないんだと思った。
今回の話で僕が伝えたかったことをまとめると、
大手ナビサイトのエージェントであっても、ブラック企業を勧められることはある
ということである。
特に自分の就活の軸や志望業界とマッチしていない企業を勧められたら、就活生のためではなく、エージェントの実績のためや企業のためにエントリーを勧められていると思った方がいい。
そのため今回でエージェントに対して不信感を持ってしまった。
こんな企業紹介して良いわけがない。
以上で「エージェントにブラック企業を勧められた話」は終わりです。
この記事がエージェントを利用する就活生の参考になれば嬉しいです。